ギターも治す
はらクリの待合室にギターが2本置いてあります。クラシックギターとアコギ(昔の呼び方ではフォークギター)。10年前の開業祝いにギター友達の三島さんからいただいたものです。開業祝いに何が良いですか?‥待合室に置く壊れても惜しくないような中古ギターを‥じゃあ良さげなのを探して来ますわ‥てな感じで古い良いギターです。どちらも1960〜70年代に製造されたものですので45〜50歳ぐらいのものでしょう。傷があったりネックが順反りしてたりでやや弾きにくいですが、毎日(昼休みや終業後に)弾いてると愛着が湧いて来て、気に入って新品で買った他のギターたちよりも馴染んでるかも(笑)
人間もギターも歳をとると不調が生じてきます。
クラシックギターでは糸巻き部分が金属でできてるくせに木製の本体部分よりも早く劣化します。ギヤが硬くなったので交換を試みました。
弦を外して 木ネジで止めてある糸巻きのパーツを外す。外してみたら木ネジの穴が多い、つまり過去に1〜2度も交換されているらしい。この穴を埋めないと新たな木ネジをうてないじゃないか!‥ここで料理用の竹串が登場。竹串に木工用ボンドを着けてネジ穴に打ち込む、短く切る、小刀でまた先を細くする(若い者は小刀で鉛筆を削ったことなんかないんだろうなぁ)、次の穴を埋める、これを14回繰り返す。翌日まで乾燥させてから小刀の先でで平らになるまで竹串を削る。ついでに全体をレモンオイルで掃除、弦を外してる間にサドルも削る。
新しいペグセットを通販で購入。安いもんですよ 1958円(もちろん4万円ぐらいのもあります)。上記の下準備が整う頃に配送してもらうのがポイントです。テンションを維持して一気に完成させたいので。
現物を合わせてみるとピッタリ。ポスト間ピッチが標準の35mmなので当然なんだけど。木ネジ4個で固定。左右同作業を黙々とこなす。新しい弦を張って完了。ネックの順反りは直せないのでやっぱり弦高は少し高めのままです。
人間も治すが、ギターも治す、できれば犬の病気も治してやりたいで〜す(免許がないのでこれはムリ)。