趣味は仕事です

趣味は何ですか？と聞かれることがありますよね。

私は、若い頃には趣味らしい趣味がなくて、週末のラグビーを楽しむくらいでした。練習試合があったり後輩たちの合宿に付き合ったり、就職してからもなんとか続けていました。練習不足で怪我が怖かったけど。

30代になると、仕事が忙しくて週末に時間が取れなくなったりラグビーをするだけの体力がなくなったりで、ホントに「仕事しかできない人間」になってしまいました。
これじゃイケんということで、40過ぎからコントラバスを習ったり、ギターをやり直したり、自転車やカメラに凝ったり、近ごろはキャンプも楽しいです。人生後半になってやっと「多趣味な人」の仲間入りをした感じ。
でも熱しやすく冷めやすい性分のためか、何か一つを極めることもできず、どれもモノになりませんでした。

幸いなことに、医者という仕事が面白くて好きでい続けられたので、「得意なことは医者の仕事、第一の趣味は仕事です」と冗談抜きで言えるくらいになっておりまして、とても有難いことです。
患者さんを診察して楽しいとか面白いとか言うのは不謹慎に聞こえるかもしれませんが、寄り添って悩みを聞いたり病気が治ったのを共に喜んだりするのは、正にプライスレスな体験なんですよ。

欲を言えば、病気に悩む人だけでなく、健康な人、元気な人とも関わりたい。そう、喫茶店をやりたかったのですよ！私は。いつかはクリニックをカフェに変えてやろうかと密かに画策しているところです。
詳しい計画は、このホームページやブログのどこかに書いて…..ありません。密かに、ですから。