「よく話を聞いてくれる原先生」のコーナー 6月分
月に1回ぐらい放送原稿を書く、しかもたった2分間だけ….、それがなかなか難しい。
自分で喋っちまった方が楽なのか?
いやいや滑舌悪く緊張もすれば聴けたもんじゃない。プロにお任せしよう。
6月も2回だけ放送されます。
鼻炎や風邪の患者さんがたくさん来院されます。
鼻づまりや咳、辛いですよね。
診察する前に詳しい問診をするのは、先月お話しした通りです。
問診と診察によって診断がつけば、生活の注意点を指導して薬も処方します。
そして、後日2回目の来院では「前回の薬は効きましたか?」と聞くことにしています。
実は、医者の診療なんてものは、初回の診察で診断も薬もバッチリ当たるってことはそう多くないのです。
そう、2回目以降の修正が大事なんですよ。
私は正しい診断にたどり着いてピッタリの治療をしたいが為にいろいろ聞いたり試したりしてるんですけど、患者さんから見たら「よく話を聞いてくれる、関係なさそうなことも訊かれる」っていう印象でしょうか。
関係ない話、おおいにけっこう。
「息子の風邪が治らない」とか「育児のストレスで参ってる」とか「診察室に飾ってあるウクレレは日本製ですか」などなど、話は広がります。