自分の役割とは?
自転車のライトを点けて湖北線を帰る途中、右手に巨大な石燈籠のような中央病院が見えた。日が暮れても夜になってもみんな働いてるなぁ、自分は8年しか務まらなかったなぁ、と懐かしいやら寂しいやら…。
チョー忙しかったし病院のシステムが変わって行くのについて行けなかったし自分の役割が見いだせなかったし、まぁ限界?潮時?だったとは思うけど、後足で砂をかけるようにして辞めたのが今でも心苦しい。
もう少し自分らしい働き方(労働条件じゃなくて世の中への貢献の仕方)があるんじゃないか?なんなら医者じゃなくてもイイんじゃないか?と思ってはみたものの見つかったとは言い難い。
ちょっと変わった開業医のオジさん(医者は皆んな変わってるので珍しくもない)になっただけか…。好いて通ってくれる患者さんも増えてはきたけど、独自の対応や治療を編み出せるはずもなくフツーの外来診療を続ける日々。自分で満足できる仕事ぶりとは程遠い。他人と比べるのは嫌いだけど、同年代でも若い世代でもライフワークのような仕事を見つけて頑張ってる人もいてホントに羨ましい。
「置かれた場所で咲きなさい」の境地には至れない私。