フォワードについて

日本ラグビー協会では全てのチームやラグビー関係者を登録して安全対策や情報伝達に活かしています。現役を退いて役員やマッチドクターとして関わっている私のような者もどこかのチームに所属して個人登録しています。
毎春に登録更新するために安全対策やラグビーの基礎についてのオンライン講習を受講するキマリです。

…というようなラグビー自慢をするのが常なんだが、今回は愚痴ります。

講習の終わりにテストがあるんですが「次にうちフォワードポジションの選考に影響を及ぼしうる条件は次のうちどれか?」という問題がありました。選択肢は、①体の大きさ、②知性、③スクラムの経験 の3つ。
複数選べということなので全てを選択したら不正解?!
なんと正解は①と③だと!!
フォワード選手には知性は無関係だと(怒)

たしかに 体の大きなフォワード集団が肉弾戦でボールを獲得し走力のあるバックス陣がトライを決めるってのが素敵な戦力だと思います。にわかラグビーファンには華麗に見えるでしょ。だけどラグビー選手や関係者がうける講習ですよ!フォワードの攻防でも知性や戦術勝負は大いに必要です。ぶつかるだけでなく縦横に走るパスも上手い相手を翻弄するフォワード選手が活躍しているは自明でしょう。ラグビー協会の講習とは思えんわ〜(実はWorldRugbyのeLearning日本語版なんだけど)。

ラグビーを始めた子供たちや興味を持ってくれる大人たちに正しく伝わる普及活動をしてもらいたいです。

ここからは昔話。
40年前、まだ現役だった頃の話。温厚な尊敬すべき先輩が「車で追い越しをかける時、我々バックスなら瞬時に判断して動き出すんだけどフォワードの奴らは鈍いからもたもたして追い越せない(笑)」と言ってました。当時は皆で笑ってましたが、今思えばひどい言い様だなぁ。あんな人だったかいなぁ。でも当時のフォワードは何も考えずにぶつかってナンボと教えられたなぁ、たしかに。
ラグビーは明らかに進化し続けている(笑)

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はらクリ

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