今季のインフルエンザについて
風邪やインフルエンザが流行る季節になって、さぞかし新型コロナ対策の指針が改正されるだろうと期待してましたが…まったく気配もありません。
風邪だかインフルだか、ひょっとしたらコロナかも、という方々を診るのは嫌だわ〜、
と言うか、私としてはコロナに感染すること自体はまったく怖くないし万一発症してしまって臨時休診するもの納得なんだが、なんともないのに強制的休業や風評被害なんてことになったら、嫌ですね。
インフル検査をして濃厚接触者に該当してしまったら…そうかといって朝から晩までゴーグルと全身ガウンで診察を続けるのもナンだしね。インフル検査もせずにタミフルを乱発するのも医者らしくないなぁ。
今年は(現時点では)全国的にインフルが昨年より激減してるそうな。コロナが怖くてインフル検査をしないからだという解釈もあるが、私は、これだけ全国民がマスクをしたり手洗いをしたりすれば風邪もインフルもうつるわけないじゃん!と思います。春夏の市中肺炎も少なかったらしい。
コロナ騒ぎのおかげで秋冬の風邪やインフルで大忙しにならなくて良いかもしれない(経営的には困るけど)。
10月11日に「出雲圏域における次のインフルエンザ流行に備えた体制整備」について出雲保健所からの「説明会」が開かれることになってますので、そこで何らかの方針や基準が示されのではないか(あまり期待してないけど)。
インフルエンザの予防接種については、例年同様、「しておいた方が良い」という程度でオススメしています。
インフルに罹らないとは言い切れないけど罹っても軽くて済むというのは言えてると思います。また安全性ついては証明済み(少し腫れる程度ぐらい)。しかし、ワクチンせずにインフルに罹ったとしても、多くの人は治療してもしなくても数日で回復してしまうので、ワクチン必須とも言い切れない。
それなのにテレビでは「今年はインフルワクチンは必須」「殺到してワクチンが品切れになるかも」と煽ってくれる。今年はワクチン生産量が多く例年以上に入荷する予定なんだけど、煽られた人たちが釣られてワクチン接種に来てしまう、結果、品薄に…。煽り報道はやめてもらいたいですわ。