医者も人間です
「医者も人間です」って話。
と言っても、土日は休みたいし子育てもするし過重労働も改めてもらいたい…という意味ではなくて患者さんとの関わり方の話です。
患者さんたちからはどう見えてるんでしょうかね?
病気のことはなんでもわかってる、最善の治療をしてくれる、迷いなんかない、優しい、気難しい、高圧的、病気のことは専門かもしれないが日常の生活や考え方には疎い、などなど。
すべて正解だと思います。生い立ちも学生時代の生活も医者としての経験もみんな違っていて、物の考え方や医者としての流儀もさまざまです。
ですから、医師の診察を受ける時に「相性が合う合わないとか、なんか違うな」とか感じられることがあるかもしれませんが、それは当然だと思います。
ズバリ言いますと、馬が合う医者に診てもらうのが佳いです。
今の症状だけでなく他に気になっていること、いつもの薬が効かなくて不安になってきたこと、など、なんでも相談できる関係になった方が患者さんにとってメリットがありますね。また、医師にとっても診断や治療のためのヒントをもらえるのでラッキーです。私の診療では、二人三脚で治療にあたる「患者-医師関係」でありたいと思っています。
以前に、診察中に何の質問にも答えてくれない患者さんが一人。「黙って座っていれば、医者であるあなたなら病気のことが全て分かるでしょう」とのことで、びっくりしました。正い診断や治療のためには問診や会話が大切ですからね〜、喋ってナンボですよ〜、とお話ししてから診察を始めました。
みなさん、困ったことがあれば相談してください。可能な範囲で、対応いたします。
いつか御礼をお伝えしたいと数年前からずっと思っていました。面と向かってお伝えする勇気がなく、この場をお借りします。
私は、先生にかけていただいた言葉で救われました。孤立無援のような状態で不安だった私のかわりに、先生が少し怒ったように「誰か助けてやれよなー」と、ボソッとおっしゃった。
そして適切な診察が受けられるよう助け舟を出してくださいました。
あの時間は私の光です。生涯忘れません。
本当にありがとうございました。
スタッフの皆様もいつも優しくあたたかく迎えてくださるので、陽だまりのようでホッとします。
何かあったら「はらクリ」行こう、そう言える場所があることが本当に幸せだと感じます。
これからも皆様お元気で、どうか末永く「いつもの安心な場所」であってください。
コメントありがとうございます。
日々の診察が何かの助けになっていたら本望です。
「いつもの安心な場所」…まさに目指すところ!
スタッフも私も心新たに頑張ります。