気管支喘息の話

大雨で大変なことになりましたね。みなさん体調を崩されませんように。
珍しく病気の解説をします。

呼吸器内科の看板を掲げているので呼吸器疾患について書こうかと思ってはいるけど、同じ病気であっても患者さんによって原因や病状が違うので「全ての人に当てはまる解説」というのはなかなか難しいのですよ。
それでも「喘息」という病気は病状の解釈や治療方針が全世界的に標準化されているので解説しやすいです。
しかしその反面、患者さんたちが間違って理解していることが多くて、それを修正していくのには骨が折れます。

喘息で受診される方には、喘息というものは..とか、今までの治療方針は間違ってますよとか、説明をしながら治療を始めています。もちろん説明内容も治療方針も個々に変えています。
中には、そもそもあなたは喘息ではありませんよ..と言わざるを得ない例もあります。

間違いの例として、喘息はアレルギーの病気である、アレルギーの薬で治る、喘息は喉の病気である、咳が続くから喘息の可能性がある、タバコは関係ない、発作が起こった時だけ治療すれば良い、発作を予防するために吸入薬を使う、などなど、ほとんど間違いです。
テレビのサスペンスドラマで「喘息の子が誘拐されて埃っぽい倉庫に閉じ込められる、喘息の薬が切れてコンコン咳をし始めた、18時までにこの吸入薬を吸わせないと..命が…」、ん〜 これもありそうにない話ですねぇ。間違いの元ですねぇ。

正しく理解すると納得して治療を続けられますし、悪化することも避けらます。
あ、解説を書く時間がなくなってしまった。
続きは次回に。

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