はらクリ 開院15周年
48歳の誕生日に開院したので、はらクリ15歳、私 63歳(笑)
いろんなコトがありましたが、秘めたるポリシーを揺るがすことなく続けて来れました。
有難いことに多くの患者さんに利用してもらい カルテIDは21,000を超えました(どや!)。
と言っても風邪や健診などの一見さんが多いので日々の診察は40〜50人、月の延べ患者数1,000人ぐらいで固定しちゃいました。診察に時間をかける方なのでこれ以上増えると満足な診療ができません。ノンビリやらせてもらって、これまた有難い。
今でも新患さんが多いので「初めまして」の問診/医療面接に時間をかけた診察になって、これも楽しんでいます。
よく話を聞いてくれると評されるようですが、聞きたくて聞いてるんじゃなくて正しい診断のためにキチンと訊いてるだけなんですよホントは。
ポリシーと言っても大したことではありません。
① 学生や働く世代の人たちの健康を守る
私は「元気なはずの人が病気になった時に早く社会復帰できるように,日常生活を再開できるようにすること」を担当する、と勝手に決めています。なんとなく調子が悪くて仕事に差し支える、風邪が長引いてスッキリしない、どこで診てもらっても治らない、という方々を治療するor傾聴するor後押しする、ってな感じで早く日常に戻すことにやり甲斐を感じますね〜。もちろん慢性疾患の管理や小児の初期診療も診ますが、重病の方や在宅で療養される方は病院の医師や在宅に注力する医師にお任せしたいです。
②私が自己満足できる「過不足のない診療」で経営を維持できるのか、長期の実験をする
保険診療主体で営業しているので診察や検査などは全国一律料金であり、患者数が増えるか診療単価が高くならないと経営を維持できません。それが分かっていながら診察数を増やしたくない過剰な検査や治療は控えたいというスタンスを続けているとどうなるか、大いなる実験を続けています。患者さんは満足してくれるのか、スタッフには働き甲斐を感じてもらえるか、十分な賃金を払えるか、ブラック雇用者にならないか、潰れないか…,、途中経過は「潰れない程度で微増」です(笑)
変わらず16年目に突入です。診療報酬点数は年々引き下げられる傾向で経営的にも厳しいことになってきましたが、頑張りましょ。
そんなことより倉庫の片付けぢゃ!
電子カルテで医療DXを先取りしてたつもりだけど、法的には文書の原本保管が続いているために紙がたくさん溜まりまして、倉庫が満杯です。箱詰めの書類原本たちをなんとかせねば〜。ペーパーレスの時代、デジタル化の時代はいつになったら来るのでしょうか?