花粉症の話

春先に鼻水鼻づまりや目の痒みが起こるのを花粉症と呼びますよね。

何か体に合わないモノを吸い込んで鼻の症状が起こるのをアレルギー性鼻炎と言い、その原因物質が花粉であれば「花粉よるアレルギー性鼻炎」つまり「花粉症」と呼ぶことになっています。目の症状も同じです。

さてここで、医者である私としては「春の鼻炎はすべて花粉症なのか?」という疑問が生じます。

アレルギーの薬が効かない人、アレルギー検査をしてもスギやヒノキが陰性の人、スギは陽性なんだけど春以外にも鼻づまりが続く人など、花粉のアレルギーだけでは説明がつかない患者さんが少なからずいますので。
春といえば、引越しや進学・就職、新たな環境のストレス、寒暖差の刺激など、体調不良の原因になりそうなことがたくさんありますから、それらの結果として鼻や目の症状が出るのではないのでしょうか。

「花粉症なんて気のせいだ」と思っていた私も、55歳の春に目や鼻の症状が始まり、その後は年じゅう繰り返すようになってしまいました。どうしてでしょうね? ホント、ひとごとではないのですよ~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

はらかつ

次の記事

花粉症の話 2