標榜科:
呼吸器内科と内科
呼吸器疾患だけでなく他の病気も診ます
昔のお医者さんは悩める患者のために何でも診てくれたものです。
近頃は医者の仕事も専門分化して もはや何でも十分に診てあげることは難しくなってきました。
自分が診慣れている得意な分野を看板に書く医師が多く、それを「標榜科」として保健所に届け出て開業するのです。
意外なことに医師免許は一種類しかありません。
クルマの運転免許に普通車や大型や自動二輪などの区別があるのとは違って、医師免許は一種類に統一されています(A4より少し大きな紙一枚です)。
種々の医学会が認定する「内科認定医」や「呼吸器専門医」などの資格は存在しますが、法律上は全ての医師が「ただの医師」です。したがって何科を名乗っても良いし、必要に応じて何の治療を行っても合法です。
自分の専門を活かしつつ、しかし専門科に限らず何でも相談に乗ってあげたいものです。それでも困った時には近隣の他科専門医や病院に相談することにしています。