喘息の話(続き)

地震や台風で大変なことになってますね。
大社さんに守られてるはずの出雲地方も安心してはいられません。

喘息の話の続きをします。

(1)まず、喘息は肺の病気です。
アレルギー疾患の仲間だと思っている人も多いですが、間違いです。
肺の中の細かな気管支にいろんなことが起こって結果的に苦しくなる病気ですので、喉の病気やアレルギー性鼻炎や花粉症やアトピー性皮膚炎などとは無関係です。
耳鼻咽喉科や皮膚科ではなく、内科で診てもらいましょう。もちろんアレルギーを合併している方もありますので別途相談が必要です。

(2)次に、喘息は息苦しくなる病気であって、咳が出る病気ではありません。
咳が続くと喘息じゃないか喘息になってしまうのではないかと心配される方が多いですが、喘息は咳が少ないのがキホンです。咳喘息などという珍しい病気は、ますます喘息とは無関係です。

(3)喘息の診断は難しいです。
あなたは喘息ですという診断、あるいは喘息ではありませんという診断は、どちらも難しいです。診断基準というものはありますが、ドクターによって解釈が異なることもありますので、複数の医師に相談してみるのも一法かもしれません

(4)さて、喘息は治るのか治らないのか。
正しく喘息と診断されて正しく治療すれば、全く息苦しくなることなく生活できます。ただし、治療が要らないほどに治ってしまう人は少ないので治療を続けることが大切です。
子どもの喘息は成長するにつれて完治してしまうことが多いですから、期待しながら治療しましょう。

今回は例外を恐れずにスパッと書きましたのでスッキリしました。

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